第4話 思想
俺の行動は
周りの眼には「馬鹿」と写るらしい
そして
愚かな行為だと周りの人たちは言った・・・・・・
それを・・どんな理由で行っているかも知らないくせに・・・・・
理解しようとしないで決め付けて逃げているだけの奴らに・・
何で俺の価値を決められなくちゃならないんだ・・
無理強いしたいんじゃない
賛成しろなんていわない・・
怖がったってかまわない
只単に・・
認めて欲しいだけなんだ・・・
俺の存在を
懐かしい夢を見た
まだ・・俺が幼い時の・・
今となっては・・
もう見ることのない光景
遠い・・
ガバッ
千里 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やな夢みちまったなぁ・・・」
で
千里 「はよー」
琴音 「おはよう」
・・・・・・・・・・・・・
千里
「熱でもあるんじゃないのか」
琴音
「不満があるなら今すぐそこ(窓)から飛び降りろ莫迦白髪」
千里 「いや・・不満とかじゃねぇけど・・」
琴音 「ならいいだろう」
千里 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
琴音 「・・」
千里 「・・」
平和だ
千里 「(何を和んでるんだろうな俺は・・)」
琴音 「・・・・・眠い」
千里 「なぁ」
琴音 「何だ」
千里 「殺そうとするのは何でだ?」
琴音 「誰が誰をだ・・」
千里 「・・お前が俺を」
琴音 「ああ、それか・・・嫌いだからだ」
千里 「・・そーかよ・・」
普段なら此処で怒鳴り声でも上げるんだろう
だけど今日は・・否今は・・怒る気になれなかった・・
怒る気にならなかったのは・・・・・
多分、夢のせいだと思う
千里 「何で嫌われているんだろうな俺は・・」
琴音 「理由など無い」
千里 「ふーん」
琴音 「だが・・」
千里 「あ?」
琴音 「見ているとイライラする・・」
千里 「・・」
琴音 「殺してやりたくなる」
琴音 「でも今はいい」
千里 「何で」
琴音 「・・気分が乗らん」
千里 「・ああそうかよ・・」
琴音 「・・・・・
お前が思い出せば、全ては解決するのにな」
千里 「は?」
琴音 「詮索無用だ・・気にしなくていい」
千里 「殺されかけて”気にすんな”もどうかと思うんだが」
琴音 「煩い」
千里 「・・・・・・・・・・じゃあもう1つ・・・・如何して俺は・・」
琴音 「・・」
千里 「馬鹿なんだろうな・・・」
琴音 「・・自覚していたのか」
千里 「ああ、小さいときから周りに言われ続けてきたからな・・」
息が詰まる・・思い出
琴音 「・・・・・・・それはきっと・・・お前の行動が理解できないからだ・・」
千里 「?」
琴音 「想う通りに行動して、其れが周りのものから外れていて・・」
千里 「・・」
琴音 「何故そうなるのか・・周りのものは理解ができない、例え其れにどんな深い意図があろうとも」
千里 「・・」
琴音 「理解に苦しい其の行動や其の行動をとるお前が、周りには”劣っている”と映った」
千里 「・・」
琴音 「・・人の思想やそういうもので善悪を定めることなど出来はしないのに、
それでも周りは自分より劣っているものと自分とに境界線をひきたがるんだ・・」
千里 「・・・」
琴音 「少なくとも私は・・理解しても居ないのに其の者を侮辱したり、善悪の評価を付けたいとはおもわない」
自分の中の思いが
崩されていく
千里 「・・・・・・・ってお前にも散々けなされてきたんだけどな・・俺は・・」
琴音
「其れはお前が嫌いだからだ。」
千里 「・・意味わかんねぇ・・」
琴音 「多分私はお前が一番傷付きそうな言葉を選んでいるんだ。無意識に・・自分が勝つために」
千里 「何だそれ・・」
琴音 「・・・」
千里 「まぁいいけどよ・・・・・」
琴音 「・・・」
千里 「ありがとな・・」
琴音 「別に・・・・・・・・・」
きっと励ましたつもりなんて無いんだろう
それでも・・
嬉しかった
誰か・・認めてくれる存在が居たことが・・
決して自分が悪いわけではないと・・言ってくれる人がいたことが・・
琴音 「それに・・少し位・・時々になら・・馬鹿になったほうが愉しいと思う」
千里 「?は?」
琴音 「総てが悪いなんて限らないということだ。」
千里 「悪くない・・か」
琴音 「まぁ・・かといって・・自分の考えが総て正しく善い事だとは限らないが・・」
千里 「?」
琴音 「あるんだ。どんな意図があろうとも絶対に許されない事というのは・・」
千里 「・・」
琴音 「其れを失えば、秩序に欠ける、人を殺してはならないように」
千里 「譲れないモノか・・」
琴音 「ああ・・・そして絶対に認めたくないものだってあるんだ」
千里 「・・・・・・・・・・・・」
琴音 「理解できないならそれでもいい」
千里 「何でだ?」
琴音 「そんなに重く考えても何も変わらない」
千里 「・・・」
琴音 「どうせ、誰が善くて誰が悪いかなんて解らないんだ・・」
千里 「まぁ・・」
琴音 「誰が正しく誰が間違っていて、誰が普通で誰が異常か、そんな事を正確に把握できる者なんて存在しない」
千里 「・・」
琴音 「もし、周りに対して自分が一方的に間違っているというなら訂正すればいい・・・・」
千里 「訂正ねぇ・・」
琴音 「ああ、・・・・・・・害ならば消えればいいし関わらなければいい」
千里 「?」
琴音 「・・気にするな此方の話だ」
千里 「いや、まるで自分の存在が邪魔みたいな言い方だったからな・・・・」
琴音 「まるでじゃない、・・・其の通りだ。・・あるんだよ・・自分が邪魔になることだって・・・
自分を殺し続ければ、居なくなれば、周りが幸せでいられる事だって」
千里 「・・哀しい話だな・・・」
琴音 「別に・・」
千里 「・・・・・」
琴音 「・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・煩いのが来たな・・」
千里 「は?」
ドタドタドタ
海里
「グッモーニン!!今朝の調子はどう?二人とも!!!」
チョコ
「海里、早朝から叫ばないで!!!」
琴音 「ほら・・」
千里 「・・・・・・・ははは」
海里 「どしたの?」
琴音 「気にするな
育毛相談
を受けていただけだ」
海里 「えっ千里大丈夫?ストレス?」
千里
「してねぇ!!話を捻じ曲げんなてめぇ!!」
チョコ 「あっ電話する?えとたしか番号はー」
海里 「確かなんか語呂合わせあったよね・・えっとアートネイt
千里
「やめろ!!!」
琴音 「・・・・ほら、莫迦みたいに騒ぐのも、愉しいだろ」
千里 「なっ!!!」
海里 「何の話?」
チョコ 「?」
琴音 「別に。ところでそろそろ朝食じゃないのか?」
海里 「あっそうだった!」
チョコ 「何のために走ってきたんだか」
千里 「・・」
琴音 「ほら、行くぞ・・」
海里 「おー」
チョコ 「千里ー行くよー」
千里 「あっ、ああ・・」
今まで俺が行ってきたことが、
全部、いいことだったとは思わない
むしろ、周りが言うようにおろかな事のほうが多かったかもしれない
それでも
しっかりとした理由はあった
その行動を行ったことに
悔いはない・・・・・
そして
今、俺が此処にいることだって愚かな事ではないと思いたい
この想いが馬鹿なものではないと信じたい
今が・・すごく楽しいから・・・・・・
暗い思い出 哀しい記憶
色々なものを乗り越えて 少年は歩んでいく。
迷いながらも、傷つきながらも
少しずつでも前へと 歩んでいく
あとがき
相変わらず文章が変ですね・・・
琴音の過去もちらついてますが千里メインの話だった・・・はず・・(自信ないんかい
ところで・・
周りからみていて「馬鹿みたい」なことでもやってる本人達は結構たのしいことってありませんか?
個人的な主張ですが・・
騒ぐのって愉しいですよね・・?(何きいてんだ
馬鹿なことがいいことだとは思いませんが、必ずしも悪いことだとは思いません。
まぁもちろんけじめはしっかりと付けなければなりませんがね・・・
ちなみに
冒頭の千里の台詞は後々に深く関わってくる予定です・・・
琴音が口にした言葉には深い意味が・・・あるはず・・。
とりあえず
これで「序章」は終了したわけですが
ここまで読んでくれた人たちありがとうございます
次からは「第一章」がスタートしますのでお楽しみにー
おまけ
千里 「・・・ありがとな・・」
琴音 「何だ急に
気色悪い
」
千里 「なっ!人がせっかく感謝してるんだろーが!」
琴音 「煩いな・・」
海里 「何やってんのー?」
琴音 「育毛相談の礼を言われた」
千里 「いつまで引っ張るんだよそのネタ!」
琴音
「飽きるまで」
千里 「礼言って損した!しばくぞてめー!」
琴音 「まったく感情の起伏の激しい奴だ・・」
千里
「誰のせいだ!!」
チョコ
「早朝から叫ばないで!」