レオン物語
我が家に待望の子犬がやってきました。レオンに出会えて幸せです。そんなレオンとの出会いの物語です。長いですが是非、読んでくださいね

レオン物語U
  

 息子もママに気を使い、あっさり諦めました。
 ママは、普段と変らず普通にしています。
でも二人ともガッカリしている事は、間違えないです。

  ガッカリよりも落胆しているのです。

 なぜなら、ヨーキとの出会いにもう他の手段が無いのです。

 ペットショップでは難しいし、
 ヨークシャテリアを飼っている知り合いはいないし、
  かといって近所で看板をあげている
プロのブリーダもなかなか信用ができない。
 そのチャンスに巡り会うには、
どの位の時間が必要なのでしょう。・・・・

パパは、「さぁーてと」、さぁどうしようと考えました。

やっぱり、インターネットか〜。
仕事では、いろいろインターネットで
検索し情報の活用をしているのですが、
家庭ではそれほど使う事がありませんでした。
《必要がなければ無理して使う事は無いですものねー。》

「犬」で検索しました。5000件以上が検索されました。

さらに「ヨークシャテリア」で検索し、
ポータルサイトを見ていきました。

 その中で個人のブリーダさんが
子犬が生まれました。〇〇〇・・円で譲ります。
とかとかで(犬種・色・値段) でした。
 限られた文字枠なので淡々と書かれていました。

 そんな情報の中を一生懸命探しました。
個人のブリーダさんで犬を愛している方を探したのです。

 1000件以上の中から、
やっと2件のものを選びだしました。

1件は、関東の方でHPをもっており
‘ヨーキと家族’というテーマで
私の求めてる愛情のあふれる家族とワンコでした。

 さっそく、見にお伺いしたい旨をメールをいれました。
毎日メールの返事をまってました。
 2〜3日して返事が返ってきました。

 名前も知らぬ見知らぬ人にメールを送付したのは、
初めての事です。
そして、お返事が来たのも驚きです。
《これが、インターネットか〜と実感したのです。》

内容は、「○日は都合が悪く、○日は如何ですか?、
電話してきて下さい。」
名前と電話番号でした。

住所が判らなかったので
「○日にお伺いします。住所をご連絡ください。」とメールしました。

 しかし、ご返事が待っても待っても来ないのです。

     《あれ〜・・?(゜_。)?》

 そして、期日は、迫ってくるし、
しかたが無いので電話をしたのです。
 何回しても不在のようです。

 HPにもメールアドレスがあったので
そちらにもメールをしました。
すると、返事が来ました。
HPの作成者である息子さんからでした。

「犬の事は、良くわからないので親御さんに伝えます。」
との事でした。

さらに待ちましたが何も連絡がなく、諦めることとしました。

【2001年6月23日】

「レオン」


 しかたが無いので、もう1件の方にメールをだしました。

すると、早速お返事を頂きました。

  9月1日です。

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 『すぐ離せる男の子います。血統書付きです。女の子は、今
交渉中の方が、おいでなので 少しお待ちくださいませ。
大人になっても、たぶん2キロぐらいで止まると思います。』

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と、たいへんに好感触です。         
 礼儀正しくて、ちゃんとした方なのだなーと思いました。
牝の仔犬を「女の子」といっているのは、
 やはり、愛情をもって犬に接している表れなのだと思い、
この方ならとすぐ又メールをいたしました。

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早速のお返事ありがとうございます。       
すぐ離せる男の子は、生後どの位なのでしょうか?
明日(9月2日)は、急なのですが見学できますか?
お返事お待ちしております。
 レオンパパ(この時点では、ただのパパですが)

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メールでお返事です。


『6月28日生まれです。4匹兄弟の中で 
1番小さかった子です。
大きかったオスは、先週 羽田空港に行きました。
とても元気だ、そうです。
但し、朝と夜の大運動会に 
家族の方が、もうそろそろ
しつけを 始めていこうかなぁといわれていました。
我が家は、子犬は 夜休む時以外は、
自由にしてありますので、
朝と夜は、運動会します。
レオンパパさんは、どちらにお住まいでしょうか?
できたら 私どもの自宅まで見に来ていただけるのが、
一番いいのですが。
子犬は、健康です。
買ってくださった方々が、
皆さん同じように小さいですねぇと言われます。
生後60日で 600グラムから800グラムが 標準です。
皆さん お店で 4ヶ月とか5ヶ月の 
大きくなったワンちゃんを 見慣れておいで
ですので 小さいですねぇと いわれます。
わたくしは、60日は、母犬に面倒を看させます。
その方が、子犬が 免疫とかで 健康に育つからです。

専業主婦 犬好きおばさん
ヨーキーだけ 25年飼っています。

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【そして、その日は突然やってきました。】


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9月2日


レオンパパ様    
パソコンは、メールが、打てるようになって20日目です。
よろしくお願いいたします。
あとずっと 何年も お付き合いさせていただいています。
わたくしの希望としては、普通の一般のご家庭に我が家の
大事な 息子を養子にだしたいのです。
困った事とか わからないこと
 子犬を育てていくうえでいろいろでてきます。
そんな時 いつでも対応できます。
明日でよろしいのでしょうか?予約をとらなくては、
ならないのですが、、、  
全日空、 岡山発12;10羽田着13;15、645便です。
19時までが、予約できるので,ご連絡をお願いいたします。

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もう、これは頭を下げてでもお願いしたい方です。
すぐに電話でお願いをいたしました。

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レオンパパ様
お電話ありがとうございました。
9月3日の予約とれました。
13;25分羽田着です。

ワンちゃんは、かわいいです。
さっき シャンプーしながら、
あしたは、もういないんだなぁ 大事にして貰えるように
言い聞かせました。
慣れるのに 半日ほど かかります。
抱っこしてて、あげてください。
愛情をかけてあげたら
 かけてあげた何倍も返してくれます。
家族の1員として末永く 
育ててあげてくださいませ。
わからないこと 困ったこと 
何でもお尋ねになってくださいませ。
専業主婦ですので、 いつでも連絡つきます。
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これが私の犬との出会の理想だったのです。
もう、絶対、2度と、無いでしょう。
私の理想としていたことに、
これほどまでのことは無いでしょう。
慎重を旨とするレオンママも納得です。
急転直下です。


全ては今日の為に、この出会いのためにあったのでは、ないのでしょうか。

そうですよね、皆さんそう思いませんか?

家の中は、大騒ぎです。
一大事です。


 地図で羽田までの道筋を調べました。
「13:25分か〜」
 絶対遅れないように渋滞でも大丈夫なように、
10:00に出発としました。
予定としては、早く着いて羽田でママとデート気分で食事し、
時間まで、
ブラブラとワンチャン・グッツでも探しながら、待ちましょうでした。

 出迎えができたら、車でお水をあげて帰途、
ホームセンターでユーカヌバと
エスビラックミルク・トイレシート・トレイ・お茶碗・水椀を買って帰る
としました。


9月3日は、抜けるような青い空。空の青さがまだ目に残っています。


 予定どおり、10:00に出発できました。
道路は、混雑も無く順調で
11:00には、羽田空港に着くことができ、
駐車場も確保できました。
「よっしゃー、第一関門通過!」

 第二関門は、航空貨物受け渡し場の確認です。
ビル内案内図で調べてもわかりません。
「変だなー」と胸騒ぎです。

 インフォメーションに行き聞いてみたところ、
『別な場所でバスで2つ目です。』とのことでした。
「えーっつ!!!」

優雅に食事をしつつ、待つ予定は中止です。
じゃーさっさと食べるだけ食べて移動だと、

 セルフサービスの店でパパはカツカレー、
ママはスパゲッティを
かきこんで貰った地図を片手に出発です。

12:00前につきました。
とりあえずカウンターに行き手順を確認しました。

先客に一組の家族がおられました。

小学生位のお子さんが3人、
ご夫婦、祖父祖母の大家族一家総出の出向かいです。

この時点では、犬兄弟の方とは
確信が持てなかったのでお互い声は、
かけられませんでした。

ほとんどの時間は、車の中で
‘コバ’のアコーディオンを聞きながら過ごしました。


13;25分頃、 青い空を飛行機が私達の上を通り過ぎます。

   ママに「あの飛行機に乗っているんだよ」

   「うん」

言葉少なに答えます。

 ママが「もう、すぐだね」

 パパ「後、2〜30分じゃないか」

それから、もう一家族がバスに乗ってやって来ました。
やはり、羽田で聞いて慌ててやってきたのでしょう。


そろそろと早めにカウンターに行きました。

すると、まもなく緑色の可愛いバスケットが3個出てまいりました。



宛先の名前を確認して印を押し引渡しです。


 3家族が一斉に歓声を挙げております。

小さなお子さんは、興奮を隠し切れず

大人は、てれっながら冷静さを装い


中で怯えてる子犬を労わるように、そっと扉を開けました。

本当に小さい小さい命が


よろよろと立っていました。


皆さん一斉に言いつけ通り、お水をあげております。

  「可愛い」  「小ぃちゃい」

わーっと言う声の中で

小さな舌でペロペロとお水を舐めました。


やっとの思いで声を掛けました。「兄弟ですよね」

ワンチャンのご挨拶をし、お住まいを聞き

ヨーキーママさんに「無事到着しました」と、一つの携帯でご連絡をしました。

バスで来られた方は、お母さんと2人の娘さんとでバスの時間なのか
急がれておられて、お話もできませんでした。

ご挨拶を申し上げ、それぞれの家に帰路を求めました。


車の中で『レオン』は、ママの腕の中で静かにしておりました。


名前の『LEON(レオン)』は、

ママが好きな映画のタイトルです。

ジャン・レノ扮する心優しき殺し屋と幼い薄幸の娘との恋物語です。

こうして、レオンと出会いました。


レオンとの出会いは、特別なものを感じます。


そして、これからが、『レオン物語』の始まりなのです。


【第1章 プロローグ 平成13年6月24日】





大事にしていて


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