第23回(2004/1/31)
『ラブ・アクチュアリー』(試写会にて、"Love Actually", 2003)

 「フォー・ウェディング」や「ブリジット・ジョーンズの日記」を制作したワーキング・タイトルの新作。イギリスを代表する俳優陣が織りなす人間模様は我々日本人にとって非現実的なハリウッド映画と違って、非常に共感できる部分が多く、さわやかで感動的な作品に仕上がっています。

 登場人物が多く、最初は面食らうかなと思ったけれど、そこは個性派揃いの俳優陣、心配は要りません。ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、ローワン・アトキンソン、そしてビリー・ボブ・ソーントン(アメリカ大統領役)・・・なんとも魅力のある顔ぶれですが、中でもエマ・トンプソンの自然な演技と存在感は秀逸です。

 恋にはいろいろな形がある・・・自分をとりまく環境やタイミングによってすべてがハッピーエンドにいくわけじゃないけれど、そのプロセスは本当に現実感があって、自分のことのように入り込めます。こういうタイプの映画は今までにあったようで、なかったように感じます。ばらばらのようで最初から最後まできちんとつながっていく・・・見事な脚本そして演出だと思いました。

 この映画を観て「自分もがんばろう」、そういうふうに思う人も多いのではないでしょうか。間違いなくオススメの1本です。

評価(5つが最高):★★★★☆


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