第24回(2004/2/17)
『マスター・アンド・コマンダー』(試写会にて、"Master And Commander : The Far Side Of The World", 2003)

 アカデミー賞10部門ノミネートの大作『マスター・アンド・コマンダー』のグランド・プレミア(東京国際フォーラム)に行ってきました。この映画は2/28公開だそうですが、そのすぐ後にアカデミー賞が発表されるので、結果次第では観客動員に拍車がかかるかもしれません。
 予告編を見た限りでは最近多い社会派ドラマのような印象を持ちましたが、予想と違ってそんなに重く悲しいものではなかったので、逆に楽しめました。ニューヨーク・タイムズ紙が“史上最高の歴史小説”と大絶賛したパトリック・オブライアンの世界的ベストセラーが原作というだけあって娯楽的な要素が強く、かつての「ベン・ハー」に代表されるような迫力満点のスペクタクル作品になっています。
 ラッセル・クロウは相変わらず渋い演技で、存在感を充分にアピールしています。まさに一人舞台といってもいいでしょう。原作はシリーズとなっており、この映画も続くような感じがするので、インディ・ジョーンズシリーズのようになるかもしれません。ただ、舞台は戦場なので考古学者のインディのようなノリにはならないと思いますが・・・
 戦闘シーンもかなり迫力があるので、映画館で見るべき作品であることは間違いありません。確かに悲しいシーンもありますが、そんなにかしこまって見る必要もないでしょう。脚本やカメラワークなど含め映画としての完成度はかなり高いと思います。女性が出てこないので、ロマンスを期待する人には向かないかもしれませんが・・・

評価(5つが最高):★★★★


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