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第27回(2004/4/28)
『ビッグ・フィッシュ』(試写会にて、"Big Fish", 2004)
ティム・バートン監督最新作『ビッグ・フィッシュ』の試写会に行ってきました。ティム・バートンはいわずとしれた『シザー・ハンズ』や『バットマン』などの監督ですが、好き嫌いは正直分かれるところ。ただ共通しているのは、見ている大人を子供に戻す「おとぎ話」の要素をどの映画にも組み入れているところです。この映画もバートン・ワールドが全編に広がっています。
私は正直バートンの映画はあまり好きではありません。彼は相当映画オタクのようで、ところどころ自己満足の部分が見え隠れする印象を受けるからです。ただ、この映画はラストに向けてきちんとまとまっていて、彼の映画の中ではシザー・ハンズ以来の感動作となっています(もともとダニレス・ウォレスの原作がよくできている、というのも大きいでしょう)。
主演のユアン・マクレガーをアルバート・フィニー、ジェシカ・ラング、ヘレナ・ボナム・カーター、ダニー・デビートら芸達者な役者が脇から支えています。こういう配役をするところが心憎いところですね。
「人生なんてまるでお伽話さ」と宣伝コピーがありますが、なんか真面目に生きている人をあざ笑うようで、「もっと楽しく生きよう」そんな気持ちにさせてくれます(そのあたりは宮沢賢治の作品と似ている部分があります)。日頃肩に力が入っている人にはいい映画かもしれません。
評価(5つが最高):★★★