第33回(2004/10/22)

『コラテラル』(ジャパン・プレミアにて、"Collateral", 2004)

 東京国際フォーラムで行われた『コラテラル』のジャパン・プレミアに行ってきました。予定では主演のトム・クルーズやジェイダ・ピンケット=スミスらが来場する予定だったのですが、次回作の撮影予定が早まったとかで急遽キャンセルとなりました(前日に帰国したのですが、一日くらい伸ばしても・・・)。ただ、監督のマイケル・マンやゲストの浅野ゆうこさんらが舞台挨拶を行いました。
 さすがマン監督、『ヒート』にも共通する「男くささ(美学?)」をうまく演出しています。トムは初の汚れ役。笑顔を封印し、白髪まじりの殺し屋をクールに演じていて、まじめで人のいい運転手を演じるジェイミー・フォックスとうまくシンクロしています。物語は一夜の出来事なのですが、夜のLAの街(昼間とは様相が一変し、喧騒の中にも寂しさが漂う)とそこに生きる人たちの人間模様がうまく表現されています。夜の大都会で悲しい男のサガを見たという点では「ヒート」よりも「ブレードランナー」のルトガー・ハウアーを思い出しました。
 多少中だるみした感もありますが、急展開するラストはしっかりと引き付けられます。
トムの演技が話題ですが、他にも見ごたえは十分あります。夜に見ることをオススメします。
評価(5つが最高):★★★☆


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