![]()
第7回(2003/4/21)
『サラマンダー』(試写会にて、"Reign of Fire", 2002)
5月公開予定の映画『サラマンダー』の試写会に行ってきました(それにしてもこの映画はアメリカで昨年夏に公開されたとのこと。いつも思うのですが、なぜ日本に入ってくるのはこんなに遅くなるのでしょうか?)。
太古の昔に滅んだはずの翼竜(サラマンダー)が近未来に蘇り、人類を滅ぼそうとするストーリー。ただこのサラマンダーは完全に空想上の生物で、「ジュラシックパーク」のように、実在した恐竜が蘇ったというわけではありません。
かなり怖い話でドキドキする要素はあるのですが、なぜか映画に同調できません。「人類滅亡」という壮大なテーマを掲げているのだから、完全に空想上の神話のような物語にするか、SFタッチにしたほうが良かったのでは?サラマンダーは人間をえさとして食べるのですが、炎を吐きまくり、すべてを焼き尽くすなどちょっと不可解な生物になっています。速度が遅いヘリコプターがなぜ落とされない?とか理解できないこともかなり多いんですよね・・・
マシュー・マコノヒーはエドワード・ノートンとともに「デ・ニーロ・アプローチ」を見せてくれる若手実力派。この映画では「白鯨」のエイハブ船長のような荒くれものを演じていますが、すでに結末が見えてしまう展開だけにちょっと空回りしてしまった感があります。
ではなぜマコノヒーのような実力派がこのような映画に出たのでしょうか?おそらく脚本だけ見ればかなり魅力的な作品に思えたのでしょう。「本を読んで面白かったのに、映像化したら興ざめした」というパターンに陥ってしまったのかもしれません。
評価(5つが最高):★★☆