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秋色の中央アルプス

ウラシマツツジ
ウラシマツツジ
ナナカマドと宝剣岳
ナナカマドと宝剣岳
明ける南アルプス
明ける南アルプス
斜光を受けて
斜光を受けて
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(c)Mitsuo Tabata,1996All Right Reserved
撮影日:Sep.29,1997


中央アルプス
 日本アルプスを命名したのは、ウォルター・ウェストンであることはいまさらいうまでもないが、この日本アルプスの地域は飛騨山系、木曽山系、赤石山系の3つの山系を有した広大なものである。したがってその後、小島鳥水氏はその著「日本アルプス」(第3巻)で、これらを北アルプス、中央アルプス、南アルプスとそれぞれ別個の名称を付して分けたといわれている。中央アルプスは木曽山系に属する木曽山脈よ りなり、北は諏訪湖に接する塩尻峠より、南は濃尾平野に落ちる丘陵地帯まで延々100キロを越えるもので東西は伊那、木曽の渓にはさまれ、伊那谷は天竜川の断層により、やや盆地形を有しているが、木曽谷断層は急峻である。

 主脈は南へ宝剣岳、島田娘(サギダルの頭)、濁沢岳、檜尾岳、東川岳、空木岳と続き主峰駒ヶ岳はこの主脈の一番北に位置しており、権兵衛峠より松本平へと、連なって切れることがない。それは直ちに八ヶ岳火山群や北アルプスと接している。しかし東は完全に天竜川断層により南アルプスと区切られているのが特徴である。

 前記主脈上の各峰は、それぞれに小尾根を有し、主峰駒ヶ岳の小尾根は、西北へ木曽前岳(2826m)、麦草岳(2721.1m)、赤林山(2177.7m)となり木曽川に没している。東には伊那前岳(2883.4m)から黒川山(2233m)にとやや支脈を拡げながら伊那盆地に消える。宝剣岳からの支脈は南西に三ノ沢岳(2846.5m)、独標(2338.7m)、糸瀬山(1866.6m)と主脈にそって須原近くまで並行に続き、その間に伊奈川を挾んで木曽谷に合流するのである。南に連なるそれぞれのピークはまたそれぞれの小尾根を両側に派生し、その間に急な沢を抱きこんでいる。東川岳より空木岳と主脈はやや曲折し、南駒ヶ岳(2841m)と続き、越百山(2613.2m〕にて高度を下げ南西に向きをかえて安平路山(2363.1m)、摺古木山(2168.5m)となって大平峠にて山容は分裂する。一度恵那山を持ち上げて南に分岐をくり返し多様な丘稜となって太平洋に没するのである。
昭文社エリアマップ「中央アルプス/木曽駒・空木岳」より)