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明ける宝剣岳
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明ける宝剣岳

明ける宝剣岳
○画像名称       明ける宝剣岳
○画像サイズ       640*470*16M
○画像バイト数       94,671 bytes
○編集過程         Nikon scantouch210--Paint Shop Pro3.0J--JPEG
○撮影データ       Pentax645,45mm F2.8,f22AE,FujiRVP
撮影:Sep.29,1997
(c)Mitsuo Tabata,1996 All right reserved

宝剣岳 (2931m)
 以前は伊勢滝コースなども賑わったが、今は便利なロー プウエイで登るのが普通になった。広大な千畳敷カール にはお花畑が広がり、散策路もつくられている。夏は高 山植物が咲き乱れ、青空に突き抜けるような岩峰と好対 称をみせ、訪問者の心を引きつける。秋は草黄葉の千畳敷 にナナカマドの紅、ダケカンバの黄と岩峰の組み合わ せが絵になる。冬には千畳敷は大雪原になり、岩峰も雪 に包まれる。厳しい冬山は、熟達者以外は寄せつけなく なる。それでも晴天時には、乗越浄土へのルンゼに行列 ができることがある。北西面には天狗岩と呼ばれる奇岩 があり、遠く御嶽山を見ているような横顔を思わせる。

 この岩壁にも、ときおりクライマーを見ることがある。 宝剣山頂へは千畳敷から北へ八丁坂を登り、乗越浄土 に上り宝剣山荘の脇を登る。すぐ鎖のかかる岩稜となる ので、充分注意して登ることである。または、千畳敷か ら南へ極楽平に上り、縦走路を北上する。途中で三ノ沢 岳への道を左に分けると、やせ尾根になり、岩稜を登っ ていく。反対側の北面よりは鎖場も多く、コースが急峻 であり、そのうえ長い岩場を登ることになる。浮石や突 風などにも充分な注意が必要だ。

 宝剣岳は山全体が岩山なので、季節を問わず危険な所 である。岩登りの心得のある人なら難なく行ける場所で も、初心者は足がすくみ動けなくなることもあるので、 無理な登撃は避けるべきだ。山頂からは、360度のすばら しい眺望が楽しめる。

昭文社山と高原地図「中央南アルプス総図」より)