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シクラメン

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シクラメン(サクラソウ科)

Cyclamen indicum L.
 温室に栽培する多年草で、平たい球茎から肉の厚いハート形の葉をだす。葉は縁に細かいきざみがあり、表はつやがなくてたいてい薄白い紋があり、裏は紫色でつやがある。早春からうつむいたつぼみを次々にだす。花冠は深く5裂し、開きながら上にそりかえり、5本のおしべが短い筒のなかにあり,めしべの先がそとへでる。径約1cmの球形の実がなり、柄がねじれて地面につき、熟ずと不規則に割れる。〔原産〕地中海東部・コーカサス・ペルシア

 冬から春にかけての草花で、花の形や色にさまざまな品種がつくられているが・本種をもとにして改良されたものである。イギリスで1731年から栽培がはじまり、のちにはとくにドイツで、おおいに改良された。日本では明治24〜25年(1891〜92年)ごろに東京の新宿御苑ではじめて開花し、明治末期から一般に見られるようになった。花弁の先がちぢれたのをバピリオ咲き、花弁が広くて縦ひだがあるのをロココ咲きといい、弁数が多くなった八重咲きもある。