解 像 度
解像度の基本的概念
 デジタル画像の特性を説明する上で、重要となる解像度のタイプがいくつかあります。ビット解像度、デバイス 解像度、スクリーン線数(またはスクリーンスキャン)、画像解像度および出力解像度です。解像度とファイルサ イズ、および解像度と画像サイズの相互関係を理解しておくと、AdobePhotoshopがどのように画像を表示し出力するかがわかります。

(1)画像解像度
 画像解像度とは、画像内の1ピクセルの占めるスペースを意味し、1インチあたりのピクセル数で表されます (ppi)。画像が72ppiの解像度の場合、1インチ四方に5,184ピクセルが入っていることになります(縦72ピクセルx横72ピクセル=5,184)。解像度が高くなればなるほど、画像内のピクセル数も増えることになります。たとえば、縦横が3インチで解像度が72ppiの画像は、46,656色のブロックが入っていることになります。この同じ画像で解像度が300ppiになると、同じ3インチ四方の部分に810,000ものカラーブロックが入っていることになります。解像度が高くなると、画像の細部まではっきりと現れ、色の変化もはっきりとしてきます。PageMakerやQuarkXPressのようなDTPプログラムに画像を割付けた際、AdobePhotoshopで設定した画像解像度がそのまま維持され、さらに、画像を出力するときの最高の解像度も決定されます。
 画像解像度は、プリント出力のときの画質を決定する大切な要因となります。スキャン画像を使用する場合は、 画像をプリントするのに使用されるスクリーン線数を考慮に入れて、使用するプリンタの最高解像度で画像をス キャンする必要があります。解像度が低すぎるとポストスクリプト言語は1つ以上のハーフトーンのドットを 作成するために単一ピクセルのカラー値を使用します。これは、ピクセリゼーション、または非常に画質の悪い プリント出力の原因となります。また、解像度が高すぎると、プリンタが必要とする以上の情報がファイルに収 納され、印刷時間が長くなります。

(2)ピクセル深度
 ビット解像度、あるいはピクセル深度は、1ピクセルあたりに収納される情報のビット数です。この解像度は、 画像ファイルの各ピクセルに割り当てられるカラ情報の量を決定します。ピクセル深度が大きくなればなる ほど、デジタル画像に使用できる色の種類が増え、色は鮮明に表示されます。たとえば、ビット深度が1のピク セルは2つの値を持つことが予想されます。オンあるいはオフです。ビット深度が8のピクセルは、2の8乗、あ るいは256もの値を持つことができます。さらに、ビット深度が24のピクセルは、2の24乗、1,600万もの値を持つことができます。一般に使用されるピクセル深度は、ピクセルあたり1から24ピットの範囲です。

(3)モニタ解像度
 モニタ解像度は、出力の単位長さあたりに表示されるドット数あるいはピクセル数を定めます。通常はdpi(1インチあたりのドット数)あるいはppi(1インチあたりのピクセル数)で表されます。IBM系のモニタのデバイス解像度は、機種によって異なりますが、一般に96dpiです。Macintoshのモニタのデバイス解像度は一般に72dpiです。
 モニタ解像度は、表示される画像のサイズを決定するのであって、画像内のピクセルの大きさを表す画像解像度 のことではありません。たとえば、解像度が144ppiの画像は、72dpiのモニタでは実際のサイズの約2倍の大きさに表示されることになります(モニタ内で144ピクセルのうち72ピクセルだけが1インチあたりに表示されることになります)。120dpiのモニタでは、144ピクセルのうち120ピクセルが1インチあたりに表示されるので、この画像はほんの少し元のサイズより大きくなります。

(4)スクリーン線数
 スクリーンスキャンの名称で知られているスクリ一ン線数は、グレースケール画像や色分解の印刷に使用される ハーフトーシスクリ一ンの1インチあたりのドット数のことです。ズクリ一ン解像度はlpi(1インチあたりのライン数)で表されます。出力した画質は、解像度とズクリ一ン線数の組み合わせで決定されます。

(5)出力解像度
 出力解像度は、出力装置(イメージセッタやレーザープリンタなど)が出力する1インチあたりのドット数(dpi)のことです。一般に使用されているレーザープリンタの出力解像度は、300から600dpiです。ハイエンドのイメージセッタでは、1200dpi、2400dpiあるいはそれ以上で出力が可能です。

(6)解像度と画像サイズについて
 画像サイズとは、実際の画像寸法を表します。画像のピクセル数は決まっているので、1画像サイズを大きくすると、解像度は下がります。逆にサイズを小さくすると、解像度が高くなります。たとえば、画像の解像度(1イ ンチあたりのピクセル数)を72から144と2倍にすると、胸像は元のサイズの4分の1になってしまいます。また、画像解像度を300から150と半分にすると、画像は元の画像の2倍のサイズで作成されることになります。
 画像サイズはそのままで、解像度を増やすとAdobePhotoshopは新たにピクセルを作成し、ぼんやりとしたピントがずれているような画像になってしまいます。これが原因で解像度を増やすと、元の画像より画質がおちてしまうことがよくあります。それとは逆に、画像サイズはそのままで、解像度をドげると、AdobePhotoshopは画像のピクセルを削除してしまいます。ピクセルの情報が十分に維持されているかぎり、解像度をドげても画質には影響しません。画像をスキャンあるいは作成する際、後でAdobePhotoshopを使って解像度、または画像サイズを増やす必要のないように、十分な解像度に設定しておくことが必要です。

(7)解像度とファイルサイズについて
 デジタル画像のファイルサイズは、その解像度に比例します。ところが、ピクセルが小さい(解像度の高い) ファイルでは、画像の細部まではっきりと表ポされる代わりに、その分ファイルサイズは大きくなります。たと えば、画像サでズが4インチX5インチで解像度200ppiのファイルサイズは、画像サイズが4インチ×5インチで、解像度100ppiのファイルサイズに比べ約4倍の大きさになります。
 ファイルサイズは、それを収納するディスクスペース、編集の際の処理速度、さらに出力方法を決定するときの重要な要因になってきます。画像の解像度を設定する際に、必要なデータをすべて収納し(出力方法によって決定されます)、なおかつファイルサイズを小さくするといったことを考慮する必要があります。

出典:AdobePhotoshop LE−J「ユーザーズガイド」

Adobe Systems Incorporated.Adobe Systems Incorporated.ホームページ

役に立つホームページ:ピクチャープラネット『パソコン豆知識』
解像度パソコン豆知識:解像度

以下は上記ページから転載(原文通り)。

 “解像度”は、画像データのピクセル(色の粒)の数と、その画像を出力(印刷など)するときの粒の密度を示すもので、画像のクオリティを示すものです。
 画像データの解像度は、センチの普及している日本でも単位にはインチを用い、『ピクセル/インチ(ppi)』の単位で表示されます。これに対し、モニタやプリンタなどの出力装置の解像度(解像力)を示す場合には『ドット/インチ(dpi)』の単位を用います。
 ピクセルとドットという言葉の違いはありますが、どちらも1インチ当たりにいくつのピクセルもしくはドットがあるかを示しています。100ppi、もしくは100dpiといえば、インチ当たりに100個のピクセル、もしくはドットが表示されるということです。
 この数字が大きいほどピクセルやドットの出力密度が高く、解像度が高いということになります。  解像度が高ければ、それだけデータサイズが大きくなります。解像度は高ければいいというものではなく、出力機器や目的に合わせて調整する必要があります。

■代表的な出力機器の解像度
○Windows系パソコン用モニタ 96dpi
○Macintosh系パソコン用モニタ 72dpi
○バブルジェットプリンタ 1200dpi(BJC-700J
○レーザープリンタ 600dpi(LBP-2035PSなど
○インターネット(WEBページでの表示) 96dpi/72dpi(使用システムによる)

■解像度一覧表
 いくつかの解像度、ピクセル数のデータで、各出力機器で出力した場合のサイズを表示しています。表示サイズの単位はセンチメートルです。

■表の見方
○1536×1024ピクセルの画像をWindows系のモニタ(96dpi)に表示すると、100パーセントの表示倍率で40.64×27.09cm{(1536ppi/96=16,16inchx2.54cm/inch=40.64cm)x(1024/96x2.54=27.09)}で表示されます。
○例えばA4サイズ(21cmx29.7cm)に360dpiで印刷しようとすれば、(21.0/2.54)x360dpi=2976ppi,(29.7/2.54)x360dpi=4209ppiとなりますので、約3000x4200pixcelで取り込めば良い事になります。
○4000×4000ピクセルの画像を360dpiでプリントアウトすると、用紙上では28.22×28.22cmのサイズになります。
○16.93×16.93inchの原稿を、300dpiの読みとり解像度ででスキャニングした場合、2000×2000ピクセルの画像が得られ、600dpiでプリントアウトすると、用紙上では8.47×8.47cmのサイズになります。

■印画紙サイズ
名称呼び方印画紙サイズ(mm)印画紙サイズ(インチ)用紙名称(サイズmm)
手札・Lサイズてふだ89x1273.5x5
ポストカード97x1453.8x5.7
キャビネ・2L127x1785x7A5(148x210)
八切やつぎり155x2066x8B5(182x257)
六切むつぎり203x2548x10A4(210x297)
ワイド六切203x3058x12A4(210x297)
四切よつぎり253x30510x12B4(257x364)
ワイド四切253x36410x14B4(257x364)
半切はんせつ356x43114x17A3(297x420)
全紙ぜんし457x56018x22-
全倍ぜんばい600x90023x35-


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