
洛西・長岡京の秋
桓武夫皇が造営した長岡京はわずか10年間の都であった。
しかし、この周辺は、静かなたたずまいの中に多くの神社
仏閣が点在しており、昔を偲ぶことができる。
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金蔵寺散り紅葉 |
大原野神社のもみじ |
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光明寺山門 |
光を受けて・・・ |
(c)Mitsuo Tabata,1996All Right Reserved
撮影:1995/12/01
金蔵寺(こんぞうじ)
今昔物語にも登場する金蔵寺は、養老2年(718)に創建された
といわれる天台宗の寺。兵乱の影響を被つたり、焼失や寺地の没収
などがあつたりと難が絶えなかったが、江戸時代になって桂昌院の
手によつて再興がなされた。
静かな山中にあるため、辺りはひっそりとした趣ある雰囲気。
手つかずの自然が残っているため一年を通じて美しい眺めが楽しめるが、
新緑や紅葉の頃は特に素晴らしい。
大原野神社
大原野神社は建御賀豆智命や、伊波比主命などを祭神とする神社。
延暦3年(784)の長岡京遷都の際に、桓武天皇の皇后である藤
原乙牟漏が奈良春日大社の神を勧請したことに始まる。
藤原一族から厚く信仰されるが、藤原氏の勢いが衰えるとともに
その繁栄にも陰りが見られるようになつた。
その後、後水尾天皇の手によつて復興がなされ、現在の本殿などは
当時のものであるという。境内にある鯉沢池は奈良の猿沢池を模した
もの。また、参道の脇には大伴家持が愛飲したと伝えられ、和歌に
も詠まれたという、瀬和井の清水がある。
光明寺
建久9年(1198)に、法然に勧められて熊谷蓮生が念仏三昧
寺という寺を創建したことが起こりである光明寺は、西山浄土宗の
総本山。享保19年(1734)に寺社のほとんどを焼失してし
まったため、現在ある本堂(御影堂)や阿弥陀堂は江戸時代に
再建されたもの。絹本二河白道図や、絹本四十九体化仏阿弥陀仏
来迎図、木造千手観音像などの重要文化財を所蔵している。
境内はかなり広く緑も豊かで、木々が赤や黄色に色づく紅葉の
時期には、その美しさを一目見ようと訪れる人も多い。
関連リンク先:京秋三昧