
雪と岳樺
2,956mの木曽駒ヶ岳を主峰に、宝剣岳(2,931m)、桧尾岳(2,728m)、空木岳(2,864m)などが南北に連なっている。西駒ヶ岳の宝剣岳の下は、氷河によってつくられたなだらかな地形でここが千畳敷である。
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朝日を浴びて
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染まる雪面
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雪面陰影
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南アルプス遠望
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撮影:1998/12/09
中央アルプス
カール地形
駒ケ岳周辺には氷河期の遺産であるカールが4カ所ある。カールは標高2500m以上に位置し、氷河時代のなごりを残し、その内壁やカール底には美しい高山植物の花を咲かせている。特に代表的なカルはロプウェイ駅終点の千畳敷カールと濃ケ池カールであり、千畳敷カールは日本でも有数の高山植物の宝庫である。濃ケ池カールは中央アルプスでは唯一の氷河期のなごりをとどめるカールである。
近年池は埋まり小さくなったとはいえ中央アルプスでは唯一の現存する水をたたえた池である。また悲しい伝説もあり昔は日照りのときなどは雨乞いをした池でもある。近年では大正2年に中岳山頂での雨乞いの記録もある。■木下寿男
中央アルプスの雪形
4月になり山の雪が解けはじめると雪形が現れてくる。南アルプスには殆ど雪形が見られないのに比べて、中央アルプスにはさまざまなものが見られる。
中央アルプスで最もはっきりと、しかも長期間現れるのは島田娘である。4月中旬から千畳敷の南に横向きの島田髪の娘が現れる。通常雪形というのは自然現象だから、あまりリアルなものは少なく、よく説明を聞いてやっと納得できるものなのだが、島田娘は大変分かりやすい。
5月になり島田娘が明瞭になってくる頃、そのすぐ南に手を左横に構えて伊那節を踊る娘が黒く現われる。人によっては種蒔き爺であったりする。
島田娘と同じ頃、宝剣岳の下に左向きの馬の顔とたてがみが黒く現れる。これも島田娘と同様長期間見ることができる。
南駒ケ岳の中腹には人の姿が黒く現れ、「種蒔き爺」との呼び方があるが、「見返り美人」と呼んだ方が分かり易い。
6月になると南駒連峰の田切岳に飛竜が現れる。福岡地籍から見ると、これは奇しくも養命酒製造駒ケ根工場の真上に見える。その頃には南駒ケ岳に舞い上がる白鳥が、また極楽平の北に舞い下る自鷺が見られる。
この他に極楽平の南の白い子鹿、消えかかった駒形の頭のすぐ南に駆け下る白い鹿、前岳のアゲハチョウ、後ろ向きの馬、空木岳の竜、鳥帽子岳の馬などが次々と現れる。
こうして見たり、自分で発見するのも楽しいものだ。■林芳人
(駒ヶ根市観光協会「駒ヶ根の観光ミニ事典」より)
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