初冬宝剣岳
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染まるサギダレの頭 |
サギダレの頭 |
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明け染まる宝剣岳 |
宝剣岳 |
撮影日:2000/12/11
(c)Mitsuo Tabata,1996All Right Reserved
中央アルプスの雪形
4月になり山の雪が解けはじめると雪形が現れてくる。南アルプスには殆ど雪形が見られないのに比べて、中央アルプスにはさまざまなものが見られる。
中央アルプスで最もはっきりと、しかも長期間現れるのは島田娘である。4月中旬から千畳敷の南に横向きの島田髪の娘が現れる。通常雪形というのは自然現象だから、あまりリアルなものは少なく、よく説明を聞いてやっと納得できるものなのだが、島田娘は大変分かりやすい。
5月になり島田娘が明瞭になってくる頃、そのすぐ南に手を左横に構えて伊那節を踊る娘が黒く現われる。人によっては種蒔き爺であったりする。
島田娘と同じ頃、宝剣岳の下に左向きの馬の顔とたてがみが黒く現れる。これも島田娘と同様長期間見ることができる。
南駒ケ岳の中腹には人の姿が黒く現れ、「種蒔き爺」との呼び方があるが、「見返り美人」と呼んだ方が分かり易い。
6月になると南駒連峰の田切岳に飛竜が現れる。福岡地籍から見ると、これは奇しくも養命酒製造駒ケ根工場の真上に見える。その頃には南駒ケ岳に舞い上がる白鳥が、また極楽平の北に舞い下る自鷺が見られる。
この他に極楽平の南の白い子鹿、消えかかった駒形の頭のすぐ南に駆け下る白い鹿、前岳のアゲハチョウ、後ろ向きの馬、空木岳の竜、鳥帽子岳の馬などが次々と現れる。こうして見たり、自分で発見するのも楽しいものだ。■林芳人
(駒ヶ根市観光協会「駒ヶ根の観光ミニ事典」より)