コマクサの燕岳
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コマクサ群生 |
イルカ岩と槍ヶ岳 |
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燕岳暮れる頃 |
風にそよぐコマクサ |
撮影日:2001/7/22-2001/7/24
(c)Mitsuo Tabata,1996 All Right Reserved
燕岳
アルプス三大急登の1つとして有名な合戦尾根は、中房温泉への橋の手前にある売店の横から始まる。最初から急登が続き、樹林帯の中をただひたすら登る。中房川の音が段々と小さくなり聞こえなくなった頃、第一ベンチに到着する。樹林帯の中の開けた場所に丸太でつくられたベンチが置いてあり、ベンチの後ろから少し下がったところに合戦尾根唯一の水場がある。水量は細いが湧水なので冷たくてうまい。
第一ベンチから第二ベンチまでも今までと同じような急登続く。時々樹林越しに見える有明山の稜線が次第に近づいてくる。荷物ケーブルの下をくぐると第二ベンチの前に出る。
第二ベンチからは登りも少し楽になり、ダケカンバの白い幹が目立つようになる。第三ベンチ、富士見ベンチと過ぎれば合戦小屋は近い。合戦小屋では宿泊はできないが、売店があり休憩するにはよい。小屋から最後の急坂を登って合戦の頭に出る。ここからは右手に燕岳、左手に大天井岳が見え、槍の穂先も稜線の上に頭を出している。合戦の頭からは稜線上を行く。小さなピークを2つ越し、右へトラバースすれば燕山荘の下に出る。燕岳は風化した花崗岩の山で小屋から約30分で行ける。
文章出典:昭文社エリアマップ「上高地・槍・穂高」から抜粋
コマクサ
高山でほかの植物が生えないようなガレ場の砂礫地に、群落して生える日本を代表する高山植物。
花の形が馬(駒)の顔に似ているところからその名がある。あまりにも美しい花で、しばしば盗掘が問題になるが、最近は自生地の保護がきびしく、多くの山で容易に見られるようになった。特に本州の乗鞍岳などは、車を降りると、目の前でこの花の自生が見られる場所もある。
また栽培用の苗も寒冷地での種子からの生産が盛んで、大きな園芸店であれば、ときどき鉢植えが出て、比較的安価に購入できる。最近では苗の生産が過剰ぎみな傾向もあり、自生地からの採取はあまりにも無知で馬鹿げた行為で厳禁である。
この仲間の日本での自生はこの1種のみで、北アメリカを中心に10数種がある。栽培される種はコマクサのほか、その白花や濃色花、中国から入って園芸品としても栽塘されるケマンソウ(タイツリソウ)とその白花、そして、北アメリカ産のヒメケマンソウ(ディセシトラ・エキシミア)や、ディセシトラタクルラリアなどがある。
文章出典:主婦と生活社「花の園芸大百科」より抜粋。