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山の朝日・夕陽

笠が岳夕景
笠が岳夕景
黎明の北アルプス
黎明の北アルプス
朝の常念岳
朝の常念岳
蝶ケ岳の日ノ出
蝶ケ岳の日ノ出
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撮影:1993/08/28-30


笠が岳(2646m)
 霞沢岳が穂高連峰の表側の展望台なら、笠ケ岳は裏側の展望台といえるかもしれない。穂高連峰と蒲田川をはさんだ笠ケ岳は滝谷など穂高連峰の飛騨側の深い谷筋を正面に見ることができる。
 コースは弓折岳から笠ケ岳まで稜線に付けられ、笠ケ岳からは新穂高へ向けてクリヤ谷を下っている。また、新穂高からワサビ平へ向かう左俣谷の途中から抜戸岳へ、笠新道が登っている。稜線の道はほとんど心配はないが、クリヤ谷は大雨の後は要注意だ。雨の後にここを下山する時は、笠ケ岳の小屋で様子を聞くと良い。笠新道は急登が続くきつい登りだが、笠ケ岳への最短コースである。コースの取り方としては、クリヤ谷を下山するようにすれば良い。

常念岳(2857m)
 安曇野側から見ても穂高連峰側から見ても、三角形のきれいな山だ。春には頂上直下に「常念坊」の雪型が現れる。独立峰のような頂上からは360度の展望が楽しめる。
常念岳から北へは、常念小屋の建つ常念乗越を越えて横通岳へ登り、大天井岳へと緩やかな稜線か統く。南へは、大きな起伏の稜線が蝶ケ岳へ続いている。
 常念岳の頂上と、乗越からすぐのところから、前常念岳を越えて三股へ下るコースがある。常念乗越では、稜線の縦走路が安曇野から登る「一ノ沢」と上高地からの「一ノ俣谷」ルートが交差している。稜線のコ−スと「一ノ沢」のコースは危険な箇所もなく安心して歩けるが、「一ノ俣谷」のコースは吊橋や岩場があり、初心者向きではない。また、吊橋は夏のシーズン以外は撤去されるので、このコースを利用するときは、常念小屋か横尾山荘で必ず様子を聞いたほうが良い。
 最近、槍穂高の展望と温泉が楽しめるコースとして、ーノ沢から常念岳へ、大天井岳を越えて燕岳から中房温泉へ下る登山者が多くなった。

蝶が岳(2677m)
 山腹の蝶の雪型から蝶ケ岳と名付けられた山だが、顕著なピークはなく、蝶槍の南の平なところに蝶ケ岳の標識がある。蝶ケ岳は昔から槍・穂高連峰の展望が有名だ。
 左から前穂・奥穂・涸沢・北穂と並ぶ様は迫力がある。また、ここからは槍沢のU字谷の様子が良く分かる。 ルートは、常念岳から蝶が岳を越えて大滝山へ行く稜線のコースと、蝶ケ岳から横尾へ下るコース、徳沢への長塀尾根、安曇野側の三股へ下るコースがある。
 稜線の常念岳との間の鞍部付近には、見事なお花畑が広がっている。長塀尾根は長くてつらい登りだが、上高地から簡単に稜線に立つことができるので、アルプスの入門コースとして人気が高い。三股のコースは、上高地の混雑を避けるために下山に利用する人が多い。
 蝶ケ岳ヒュッテでタクシーを予約しておけぱ、上高地から松本へ行くよりも早い時間で松本に行くことができる。横尾へ下るコースは、稜線から一気にこ下るので、足に自信のある人向きだ。年配の登山者や足に自信のない人は、こういう急な登山道は下りよりも登りに使ったほうが良い。
昭文社エリアマップ「北アルプス総図」より)