一千年の永きに亘り、「人が死ねばお山(恐山)に行く」という庶民心情のもと、今も様々な祈りの姿が繰り広げられている。


山門から本堂へと続く長い参道。人々は死者のため、草履を持参で奉納
したと伝えられている。人が逝けばお山(恐山)へ行くという信仰は、現地
の運転手さんの口からも何ども聞くことが出来た。
地獄めぐり
荒涼とした硫黄吹き出る大地に無数の石積みが見られ、この世の風景とも
思われぬ異様な雰囲気をかもし出していた。現世での善悪がこの地で裁か
れるのであろうか。
血の地獄
赤く染まった池はまさし血の池地獄・・・。前世で悪を為した人々はこの地で
苦しみを味わうことになるのであろう。恐ろしや、恐ろしや・・・。
いたこの口寄せ
今回の旅のメインであった。十数か所並ぶテントには先祖を慕う人々の群れで
うずまり、なんと3時間待ちであった。青森弁でとうとうと詠むように語るいたこさん
の解読には苦労したが、信じるか否かは当人の心次第であるような気がした。
賽の河原
死者の成仏を祈り、石をひとつずつ積み上げていく。
無数にあり、ここにも民間信仰の深い拠り所が見られた。
ちなみにわたしは、父・母・妻・水子と積んできた。